さらに本を色々読んだりしていくうちに、自分の持っている額よりも多くの金額をつぎ込むことができる方法を発見してしまった。それが信用取引である。
それまで僕がやっていた株取引は現物取引といって、自分が持っている資金だけで取引する方法だったが、信用取引を利用すると、自分が証券会社に預けた金額(委託保証金)の約3.3倍の金額を取引に使えるというのである。
これは使わない手は無いと考え、すぐに信用取引できるように手続きを済ませ、信用取引という新たな世界に足を踏み入れたのである。
もうお気づきかもしれないが、この信用取引こそが、僕にとっての地獄の幕開けになったのである。
用法、用量を守れば信用取引は心強い武器になるが、使い方を間違えるとドえらいことになる。
自分は大丈夫だと勘違いをしてしまい、底なし沼にハマってしまったことに気付かず、周りが地雷原なことにも気付かずに浮かれてしまっていたのである。
第五話に続く


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